WEKO3
アイテム
コンクリート構造物の補修技術の現状と農業水利分野に適用する際の留意点
https://doi.org/10.24514/0002000063
https://doi.org/10.24514/000200006322a89394-346b-4cb7-a4ae-40a39ff8472f
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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TRNIREJ202_183-196.pdf (223 KB)
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© 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
National Agriculture and Food Research Organization, Japan |
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_03(1) | |||||||||||
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公開日 | 2024-03-08 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | コンクリート構造物の補修技術の現状と農業水利分野に適用する際の留意点 | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | Repair Techniques for Concrete Structures that are Applicable to Agricultural Facilities | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
言語 | ||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||
ID登録 | ||||||||||||
ID登録 | 10.24514/0002000063 | |||||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||
著者 |
長束, 勇
× 長束, 勇× 石神, 暁郎× 石村, 英明× 渡嘉敷, 勝
WEKO
2077
× 森, 充広 |
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抄録 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | It is important to secure the functions of concrete structures by timely and correct maintenance in order to pass them to the next generation. In this study, the requirements, performances and repair techniques of concrete structures from various areas were compared with those of concrete structures in agricultural facilities to determine techniques that can be applied to the maintenance of agricultural facilities. The results of this study showed the present repair techniques for other concrete structures can be effectively used for the recovery and improvement of durability of concrete structures in agricultural facilities. However, repair techniques that make the most of recovery and improvement of the functions of concrete structures need to be properly selected also considering the economics. From now, performance verification, examination of the methods of evaluation and selection, and development of repair techniques are important for improving the requirements and performances of concrete structures in agricultural facilities. |
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言語 | en | |||||||||||
抄録 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | 国営土地改良事業などにより造成された基幹的な農業水利施設は,ダム,頭首工,調整池,用排水機場などが約6,700箇所,農業用水路が総延長約4万kmに及んでいる(勝山,2002)。こうした基幹的な農業水利施設は,国民への安定的な食糧供給基盤である社会資本ストックを形成しており,その機能の適切な維持と次世代への継承が重要である。 しかしながら,現下の厳しい社会経済状況や循環型社会への移行が喫緊の課題となる中においては,高度成長期以降に集中して整備された施設の多くが短期間に更新時期を迎える事態に対し,従来の手法である改修・改築により対処することは困難である。そこで,施設の長寿命化を図り,既存ストックの有効活用を実現するための補修技術の確立が不可欠である。 農業水利施設は,フィルダムなどを除くとその多くはコンクリート構造物である。コンクリート構造物は,安全性や経済性の面で優れた特性を有するため,周知のとおり,広く住宅・社会資本を形成する主要な構成要素となっている。本来,コンクリートは適切に材料を選定して配合設計を行い,入念な施工・養生を行えば,高耐久性を有するものである。そのようなコンクリートを用いて建設されたコンクリート構造物も,やはり高耐久性を期待できる。しかし,どれほど耐久性の高いコンクリート構造物であっても,他の農業水利施設と同様に徐々に劣化は進行し,更新時期の到来を免れるものではない。 特に,設計当時にはその認識や対応する技術が十分ではなかった劣化メカニズム(例えば,塩害やアルカリ骨材反応(ASR)といった劣化機構)や不測の地山応力状態の変化によるトンネルの変形作用が素因となる場合もある。さらに,工期やコストの制約から必ずしも適切な施工がなされなかった場合も皆無とは言えない。このような場合,要求されていた性能のコンクリート構造物とはならず,最もしわ寄せを受け易いのが耐久性であることが次第に明らかになってきている(日本コンクリート工学協会,2003a)。 一方,農業水利施設以外の分野に目を向けると,例えば道路施設の橋梁では,その補修の実績は30年に及ぶものも存在し(若菜ら,1997),近年においてその発達は著しい。元来,橋梁は,改修・改築して更新することが困難であることに加え,耐震対策や第三者被害防止対策の推進などにより,様々な補修技術の開発が進められている。そこで,適切な予防保全対策,維持管理対策の実施によって施設の長寿命化を図り,将来の更新量の平準化を図ることに資するためには,道路施設などの他分野において,現在,実用の域にある補修技術を農業水利分野へ活用していくことが有効であると考えられる。しかし,他分野の補修技術は,農業水利分野のコンクリート構造物に要求される水利的機能の確保,水理的機能および構造的機能の回復・向上といった目的に対し,性能が照査されておらず,また,農業水利分野に特有の条件に対する検証もなされていないのが現状である。 本報では,道路施設などの他分野のコンクリート構造物の補修技術の現状を整理し,農業水利分野のコンクリート構造物に要求される性能および補修技術に要求する性能を他分野と対比しつつ,農業水利分野に適用する際の留意点について考察した。なお,本報では,耐久性の回復・向上と第三者影響度の改善に加え,機能性の回復・向上を目的とした対策を「補修」とした。また,力学的な性能の回復・向上を目的として実施する対策を「補強」とした。ただし,「補強」の中でも「補修」の効果の高いものを「補修」と併せて「補修技術」と称することにした。 |
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言語 | ja | |||||||||||
書誌情報 |
ja : 農業工学研究所技報 en : Technical report of the National Research Institute of Agricultural Engineering 巻 202, p. 183-196, 発行日 2004-03-31 |
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出版者 | ||||||||||||
出版者 | 独立行政法人農業工学研究所 | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
出版者 | ||||||||||||
出版者 | NATIONAL INSTITUTE FOR RURAL ENGINEERING INDEPENDENT ADMINISTRATIVE INSTITUTION | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
ISSN | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||
収録物識別子 | 0915-3314 |