WEKO3
アイテム
農業用用排水路流着ゴミとその炭化物の諸特性
https://doi.org/10.24514/0002000046
https://doi.org/10.24514/00020000462a6af0b9-dab1-437c-a05e-d8d3f159174d
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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TRNIREJ201_147-156.pdf (462 KB)
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© 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
National Agriculture and Food Research Organization, Japan |
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_03(1) | |||||||||||||||||
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公開日 | 2024-02-14 | |||||||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||||||
タイトル | 農業用用排水路流着ゴミとその炭化物の諸特性 | |||||||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||||||
タイトル | Properties of Charcoals which are Made from Trash Flown Down to Irrigation and Drainage Canal | |||||||||||||||||
言語 | en | |||||||||||||||||
言語 | ||||||||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||||||||
ID登録 | ||||||||||||||||||
ID登録 | 10.24514/0002000046 | |||||||||||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||||||||
著者 |
斎藤, 孝則
× 斎藤, 孝則
× 凌, 祥之
× 山岡, 賢 |
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抄録 | ||||||||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||||||
内容記述 | The reuse of organic waste is an important subject in the attempt to build a sustainable society. Recycling technology for organic wastes being studied by various researchers in indusny,universities,etc;and the authors used carbonization one of such methods. Charcoal can be used for soil improvement, water purification,and many other uses in indusny. Carbon products from organic waste can be used in similar ways as charcoal. In this study,trash flown down to irrigation and drainage canal was heated at controlled temperature to create carbon product whose characteristic was analyzed. The characteristic differed depending on the type of trash and the temperature at which carbonization was effected. Carbonization reduced greatly the weight and volume of the trash (organic material). Also,The carbon product is sterilized because of the high temperature involved in the production. From the results,the usefulness of carbonization of trash has been established,and it is hoped what this will be one of the effective means of recycling organic waste. However,further research is needed to establish how carbonization will help reduce cost of organic waste management and contribute to a system of enviro皿entallysustainable fann village region. | |||||||||||||||||
言語 | en | |||||||||||||||||
抄録 | ||||||||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||||||
内容記述 | 「温暖化等地球環境J, 「地球資源の枯渇危惧J, 「増え続ける廃棄物」の問題に対処するため,我が国では2000年度を循環型元年と位置づけて循環型社会形成推進基本法(平成12年法律第110号)が制定され,従来の廃棄物処理法等が大幅に改正された(平成12年法律第105号)。これに伴って,分野別のリサイクル法が制定され,明確に循環型社会構築に向けた法体系が整備された。 農業農村整備事業等の公共事業分野においては,「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(平成12年法律第104号)」が2002年5月末に完全施行され,エ事において発生する建設副産物を適正かつ効率的に活用することによって,環境への負荷軽減と工事コストの縮減が求められている。建設副産物に指定されている建設発生木材と同様に,造成工事や道路建設工事等で多量に発生する伐採材,農業用用排水路や機場等の施設に流着している流木や草などのゴミも野外焼却の禁止およぴ資源の有効利用の観点から,廃棄処理から資源活用への転換が必要とされている。一部は堆肥原料やマルチング材等として利用が図られつつあるが,なお利用用途および需要拡大を図る新たなリサイクル技術の開拓が望まれている。 有機性廃棄物のリサイクル方式としては堆肥化,メタン発酵化,炭化,飼料化,生分解性プラスチック等が考えられるが(大塚, 2001),筆者らは炭化に着目した。有機性廃棄物の炭化は,環境負荷物質の排出抑制とともに,木炭と同様に,吸羞力,保水性,通気性をもった資材へ転換する技術として期待され,小泉(1998) は農村で発生する有機性廃棄物を炭化(以下,「再資源炭」という)することにより,土壌改良材や水質浄化材などの資源として活用する,物質循環システムを構想した。しかし,これまでに研究されている炭の特性や機能については木炭が圧倒的に多く,再資源炭についてはわずかであり(例えば,農村環境整備センター, 1999),再資源炭の機能そのものの解明から着手し,吉田ら(1999)は6種類の農村廃棄物(稲わら,籾殻,バカス,牛糞,排水路のゴミ,農業集落排水汚泥)の炭化物の基本的な特性について報告してきた。 当所では,農林水産省の研究プロジェクト「農林水産バイオリサイクル研究」に参画し, 2000~ 2004年の5年間にわたって「農業,農村由来の有機性廃棄物を炭化して再利用するための製造技術及び利用技術」に関する調査研究を次の3点を中心に行っている(凌ら, 2001)。①再資源炭を土層改良材として利用するための技術開発②再資源炭を吸着材として利用するための技術開発③再資源炭の製造に関する技術開発木炭は,燃料以外の土壌改良や植物の生育促進,水質浄化等の用途にも利用されているが,利用が先行しており,その作用機構は十分には分かっていない(安部ら,1998)。また用途別の品質基準も明確でないため,原料や炭化条件の異なる多種多様な木炭が各地で使用されているのが実情と思われる(今野・西川, 1993)。再資源炭について当所は,作用機構全ての解明に至らずとも,土壌改良など畑およぴ水田整備において利用する場合の総合的な規格基準の開発を最終目標とし,材料毎に炭化温度を変え性状を確認し,肥料代替や脱臭能力について研究に着手しているところである。 一方,農業用用排水路に流渚したゴミについては,水車除塵機の実証試験をとおしてゴミ種類の報告(後藤,2000) があるが,ゴミの利用,特に炭化物(以下,「流着ごみ炭」という)についての研究は少ない。流着ゴミの資源化や有効利用を炭化によって図ることは,建設された水利施設の管理コストの低減や環境への負荷軽減に貢献するとともに,農村地域の資源循環の牽引役になるものと考え,凌ら(2000) はこれまでに,比較的低い温度で,農業用用排水路に流肴したゴミの炭化を行い,その特性について報告してきた。木炭の既往成果から,流着ゴミも炭化温度等の条件の変化によって生成される炭化物の特性が異なることが推測され,その特性を生かした用途拡大を行う検討が必要となっている。本報ではまず,農業用用排水路等にどのようなゴミが流着しているのかについて分類調査を行った。次に,炭化物の特性に炭化湿度が与える影響を解析するために流着ゴミの炭化を行い,生成した炭化物について各種物理化学分析を実施した。そして分析結果をもとに,流瑞ごみ炭の農業農村整備事業においての用途を検討した。 なお,本報告は平成11~ 13年度にわたり,北海道開発局及び関東,北陸,東海,近畿,九州農政局の事務(業)所からの受託(依頼)研究の成果を技術情報としてとりまとめたものである。各国営土地改良事務(業)所の関係各位には多大なご協力を得,これらの方々に心より謝意を表します。 |
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言語 | ja | |||||||||||||||||
書誌情報 |
ja : 農業工学研究所技報 en : Technical report of the National Research Institute of Agricultural Engineering 巻 201, p. 147-156 |
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出版者 | ||||||||||||||||||
出版者 | 独立行政法人農業工学研究所 | |||||||||||||||||
言語 | ja | |||||||||||||||||
出版者 | ||||||||||||||||||
出版者 | NATIONAL INSTITUTE FOR RURAL ENGINEERING INDEPENDENT ADMINISTRATIVE INSTITUTION | |||||||||||||||||
言語 | en | |||||||||||||||||
ISSN | ||||||||||||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||||||||||||
収録物識別子 | 0915-3314 |