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アイテム
小水路の物理環境とメダカの群泳について (流速と底質を環境因子とした実験から)
https://doi.org/10.24514/0002000038
https://doi.org/10.24514/0002000038d3bf6a74-3083-47ca-ab44-966cb0050b0b
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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TRNIREJ201_37-45.pdf (475 KB)
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© 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
National Agriculture and Food Research Organization, Japan |
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_03(1) | |||||||||||
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公開日 | 2024-02-13 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | 小水路の物理環境とメダカの群泳について (流速と底質を環境因子とした実験から) | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | Experiments of Re Iat ion sh ip b etween Phys ica IE nvironment and Behavior of Medakafish Assuming Smal I-scale Channels | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
言語 | ||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||
ID登録 | ||||||||||||
ID登録 | 10.24514/0002000038 | |||||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||||
著者 |
竹村, 武士
× 竹村, 武士× 小出水, 規行× 奥島, 修二× 山本, 勝利× 加藤, 敬
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抄録 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | Medakafish is one of common species in paddy dominated Japanese rural area. We can find that Medakafish often shoals in terminal small channels in this area. This fish, however, has decreased by lineation of channels and simplification of channel structure. In this paper we carried out two experiments to examine relationship between behavior of Medakafish and physical environment, such as velocity and substrate, for a terminal small channel. In first experiment, we observed behavior of Medakafish under five kinds of velocity conditions. The result showed that behavior of this fish depended on individual ability for swimming over velocity range from 10 to 15cm/s. In second experiment, we observed behavior of Medakafish under four kinds of substrate conditions. The result showed that this fish congregated mainly a substrate, composed of spurious vegetation and mud. It suggested that velocity under 10 to 15cm/s and vegetation on mud were essential as habitat conditions for Medakafish. | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
抄録 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | メダカ(ニホンメダカOryziaslatipes)は、その属名に示されているように、かつて水田周辺に数多く生息し、水田地域を代表する魚類であった。ところが、近年急激に減少し、1999年にはレッドリスト(改訂版)の絶滅危惧II類に指定された(環境省,2002閲覧)。メダカの減少は、かつて普通にみられた生物が普通でなくなるような環境の変化が水田地域に生じてきたことを示す。メダカをはじめとする魚類の生息環境の変化の一つとして、水路と水田の間の高落差によるハビタットの分断化が指摘され(片野、1998)、水田と水路の間に設畳する魚道の研究が精力的に進められている(端、1999;端、2000;鈴木ら、2001)。 しかし、メダカの減少には、水田と水路の分断化だけでなく、水路環境の変化も強く影響していると考えられる。水田に隣接したような末端の小さな水路(以下、「小水路」)では、コンクリート索材の利用や直線化、単断面化などにより、流速や底質などの物理環境が大きく変化している。魚体の小さなメダカにとって、流速の増大や植生の欠如は、小水路をハピタットとして利用する上での障害となるであろう。 メダカは産卵や成長に応じて移動・分散を繰り返す。その際、水田に直接つながる小水路は、規模は小さいものの、メダカによる利用が可能な重要な空間である。メダカによる空間の利用可能性を考える場合には、常に「群」を形成して行動するという習性と、流速の増大など空間の物理環境に対する抵抗性、さらには底質の違いなど異なる環境に対する選好性を同時に考慮することが必要である。 そこで本研究では、メダカの群による小水路の利用可能性を検討するため、物理環境と群泳の関係について2つの実験を行った。実験1においては、流速条件に対する群形成の抵抗性を明らかにした。実験2においては、群としての底質条件に対する選好性を解明した。 |
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言語 | ja | |||||||||||
書誌情報 |
ja : 農業工学研究所技報 en : Technical report of the National Research Institute of Agricultural Engineering 巻 201, p. 37-45, 発行日 2003-03-28 |
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出版者 | ||||||||||||
出版者 | 独立行政法人農業工学研究所 | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
出版者 | ||||||||||||
出版者 | NATIONAL INSTITUTE FOR RURAL ENGINEERING INDEPENDENT ADMINISTRATIVE INSTITUTION | |||||||||||
言語 | en | |||||||||||
ISSN | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||
収録物識別子 | 0915-3314 |