@article{oai:repository.naro.go.jp:00006927, author = {森谷, 国男 and MORIYA, Kunio and 日高, 秀光 and HIDAKA, Hidemitsu and CHITRAKON, Songkran and CHITRAKON, Songkran}, journal = {植物遺伝資源探索導入調査報告書, Annual Report on Exploration and Introduction of Plant Genetic Resources}, month = {Nov}, note = {タイはイネの遺伝資源が世界で最も豊富な国の一つと考えられていて, 野生稲, 浮き稲, 陸稲, 水稲等の変異が多様である。1981年タイ国立稲遺伝資源研究施設が, 日本の援助によって設立され, 現在1800点余のコレクションを維持している。タイ農業局はさらに国内の稲遺伝資源を収集することに積極的である。1986年熱帯農業研究センターの浜村邦夫氏と宮城県古川農業試験場の佐々木武彦氏によって探索導入がなされ, 113品種系統が収集された。そこで今回は主にタイ北部および中央部を集中的に探索した。探索旅程は4つの工程に分けられ, それぞれにタイ側から共同研究者が参加した。すなわち, 第1フェイス (バンコックからプレーまで, 11. 01-11. 03) ではパトンタニ稲研究センターのソンクラン・チトゥラコン氏が, 第2フェイス (プレーからチェンマイまで, 11. 04-11. 10)ではプレー稲研究センターのステップワンナイ氏が, 第3フェイス (チェンマイからランパンまで, 11. 12-11. 18) ではサンパトン試験場のフラカシット・ムアンムル氏とウィチャイ・クムチョムプー氏が, 第4フェイス (ランプンからバンコックまで, 11. 19-11. 24) ではチャイナート試験場のオルピン・ワタネスク嬢が, 我々と共に収集作業に当たった。旅行はバンコックを機転にタイ中央部および北部を殆どくまなく陸路を走破した。その結果, 水稲100点, 陸稲91点, 野生稲19点, 計210点 (穂別系統を含めると331点) を収集することができた。これらの種子は, 二分され, 一方はパトンタニ稲研究センターのジーンバンクに収められ, もう一方は, 農業生物資源研究所植物探索導入研究チームに持ち込まれ, 隔離栽培される予定である。収集旅程を Table1 に, 走破したルートを Fig.1 に示す。共同研究者の多大なる尽力により, 「絹のように滑らかに」探索旅行を終えることができた。今後これらの収集品がその特性評価試験を経て, 有効利用されることを願うものであるが, このような情報を日本タイ両国で分かちあうことも共同探索事業の重要な任務の一つと考える。我々が接したタイの農民は皆親切で, 喜んで種子を提供してくれた。彼らの親切と協力に心から感謝する次第である。}, pages = {85--109}, title = {タイにおける稲遺伝資源の共同探索導入}, volume = {7}, year = {1991}, yomi = {モリヤ, クニオ and ヒダカ, ヒデミツ and チトゥラコン, ソンクラン} }