@article{oai:repository.naro.go.jp:00006902, author = {江川, 宜伸 and EGAWA, Yoshinobu and SIRIWARDHANE, Dhammika and SIRIWARDHANE, Dhammika and 友岡, 憲彦 and TOMOOKA, Norihiko and 冨田, 桂 and TOMITA, Katsura and 中野, 寛 and NAKANO, Hiroshi}, journal = {植物遺伝資源探索導入調査報告書, Annual Report on Exploration and Introduction of Plant Genetic Resources}, month = {Sep}, note = {Vigna 属のアズキ亜属 (Ceratotropis) は, アジアに起原したと考えられている。本亜属はアズキ, リョクトウ等の重要な栽培種を含んでいるが, それらの近縁野生種は殆ど研究されておらず, 組織的な探索収集はなされていない。本研究ではアズキ近縁野生種, V. riukiuensis (ヒナアズキ) とV. reflexo-pilosa (オオヤブツルアズキ) を沖縄県西表島の大原から白浜まで県道沿い約40kmを徒歩により探索収集を行なった。本探索により, 25点の V. riukiuensis と6点の V. reflexo-pilosa を収集した。野原崎と美原の間の地域, 特に与那良橋の近くで多くの自生地を見いだした。島の北側, 野原崎から船浦の間では, 若い栄養生長期にある V. riukiuensis を極くまれに見つけただけであった。中野では, 開けたところに V. riukiuensis が群生しているのを観察した。星立の集落から約1km東の地点で V. reflexo-pilosa の大きな集団を見いだした。祖納地域では, 海岸近くの道路沿いの開けた所に V. riukiuensis が多く自生していた。海岸の砂浜には広い範囲にわたって V. marina (ハマアズキ) が自生していた。また栽培からの逸出であると思われる V. unguiculata (ササゲ) が道路沿いで散見された。 V. marina 2点と V. unguiculata 2点をあわせて収集した。アズキ近縁野生種は, 耐病虫性の遺伝子の給源として重要である。 V. riukiuensis は栽培アズキと容易に雑種を作ることから, 栽培アズキヘ V. riukiuensis からの遺伝子の導入は容易であると考える。 V. reflexo-pilosaは, 4倍体 (2n=44) であり, 減数分裂で22個の二価染色体を形成することから複二倍体であり, V. glabrescens と容易に雑種を作るので両種は共通のゲノムを有すると想像する。 V. glabrescensが耐病虫性を示すことから, V. reflexo-pilosa も同様の遺伝子を有すると予想される。沖縄琉球諸島のアズキ近縁野生種の自生地は, 道路等の建設により今後減少することが予想される。消滅前に野生種を収集保存することは急を要する課題であり, 波照間, 多良間, 宮古, 与那国の各島で調査を継続する。}, pages = {23--29}, title = {沖縄県西表島におけるアズキ近縁野生種 Vigna riukiuensis, V. reflexo-pilosa の探索収集}, volume = {6}, year = {1990}, yomi = {エガワ, ヨシノブ and トモオカ, ノリヒコ and トミタ, カツラ and ナカノ, ヒロシ} }