@article{oai:repository.naro.go.jp:00000339, author = {甘利, 雅拡 and AMARI, Masahiro and 田島, 清 and TAJIMA, Kiyoshi and 大森, 英之 and OHMORI, Hideyuki}, issue = {18}, journal = {農研機構研究報告 畜産研究部門, Bulletin of the NARO, Livestock and Grassland Science}, month = {Mar}, note = {酸性デタージェント繊維(ADFom)は結晶性セルロースとリグニンを示す指標とされているが,飼料中のペクチン質が含まれているため過大に評価されている。ADFom をより正確な飼料評価の指標とするため,aNDFom ,ADFom およびADL を連続して分析(連続分析)し,その有用性について検討した。供試試料は,大豆粕,フスマ,脱脂米ヌカ,ビートパルプ,ビール粕,豆腐粕であった。aNDFom およびADL では,常法と連続分析との分析値の差は,それぞれ-0.5 ~ 0.8 パーセントポイント(% P),-0.3 ~ 0.0% P であり,大きな差は認められず,連続分析による分析値は,常法のaNDFom およびADL と同等に扱うことができるものと考えられた。常法よるADFom分析値と連続法によるADFom 分析値(n-ADFom)では,すべての飼料種でn-ADFom が低い値を示した。ビール粕および豆腐粕では,それぞれ4.6,4.3% P の差がみられ,他の飼料でも1.9 ~ 3.2% P の差が認められた。また,製造粕類はADFom 中に残留する粗タンパク質(CP)を多く含むものもあり,残留CP を除外し補正したADFom,n-ADFom についても比較した。残留CP を補正したADFom とn-ADFom の差は,ビール粕および豆腐粕が,それぞれ3.0,3.6% P であり,他の飼料は1.1 ~ 2.8% P の差が認められた。このことからペクチン質が酸性デタージェント溶液(AD 溶液)による加熱処理過程でろ過し難い物質の生成に寄与し,ADFom を過大に評価していることが明らかとなり,連続分析によるn-ADFom は総繊維中の結晶性セルロースとリグニンを示す飼料の消化特性や栄養評価に有効な指標となりうるものと考えられた。}, pages = {35--39}, title = {ヌカ類および製造粕類におけるデタージェント連続分析の有用性}, year = {2018}, yomi = {アマリ, マサヒロ and タジマ, キヨシ and オオモリ, ヒデユキ} }