@article{oai:repository.naro.go.jp:00001719, author = {坂田, 好輝 and SAKATA, Yoshiteru and 杉山, 充啓 and SUGIYAMA, Mitsuhiro and YOSHIOKA, Yosuke and 吉岡, 洋輔 and 小原, 隆由 and OHARA, Takayoshi}, journal = {野菜茶業研究所研究報告, Bulletin of the National Institute of Vegetable and Tea Science}, month = {Feb}, note = {世界で栽培されるキュウリ (Cucumis sativus L.) には, 形態・特性に多様性があることが知られているが, 我が国で栽培されているキュウリはきわめて画ー的で, かつ日本独特である. 多様なキュウリの中には, 我が国のキュウリ生産の画期的な進展につながる特性や形質, 収量性を有する可能性がある. しかし, 日本邸キュウリを含む主要なキュウリタイプについて, それぞれの特性・形質を具体的に示し, さらに, それらの特性・形質の有用性について詳細に検証した報告はみあたらない。 そこで, 本報告では, 各特性・形質の詳細な解析につなげるための基礎資料となる具体的なデータを得ることを目的に, 世界および日本で栽培されている主要な5タイプのキュウリ(温室, スライス, ピクルス, ベイトアルファおよび日本)の合計8品種を栽培し, それらの形態, 果実の成長および収量を比較した. 同じタイプに属する品種間の特性・形質は極めて似ていたが, タイプ間ではそれぞれ明瞭な差異が認められた. 以下にその特性・形質を述べる. 日本型キュウリ, スライスタイプおよびピクルスタイプに比べて, 温室タイプおよびベイトアルファタイプの草姿は大きく, 草丈は高い傾向にあり, 葉柄長は長く, そして葉輻は大きかった. 日本型キュウリ, スライスタイプおよびピクルスタイプの果実には大~中サイズのイボがあったが, 温室タイプおよびベイトアルファタイプではほとんど無いか, 微小であった.温室タイプとスライスタイプの果実(生食用)は200gを超えていた. 一方, 日本型キュウリおよびベイトアルファタイプの果実は100g程度であり, ピクルスタイプは最も軽く, 60g程度であった. 開化17日後において, 最も重く, 長かったのは温室タイプと日本型キュウリであり, 1,100g, 43 cm以上であった. 最も軽く, 短かったのはピクルスタイプで, 700g, 20cm未満であった. 初期収量は, 日本型キュウリ, スライスタイプそしてピクルスタイプに比べて, 温室タイプおよびベイトアルファタイプにおいて高かった. 総収量では, 温室タイプ, ベイトアルファタイプとともにスライスタイプも高かった. 今回の栽培におけるハイワイヤー栽培での収量は, わが国の代表的栽培方法である摘心栽培に比べ低かった. 以上の結果から, 将米の両期的なキュウリ品種の育成のためには, 草型, 果実表面の状態, そして収穫果実の大きさについて, 今後特に注意を払って詳細な比較検討を行う必要があると考えられた.}, pages = {113--123}, title = {日本の栽培条件下における主要5タイプのキュウリの形態的特性と収量}, volume = {9}, year = {2010}, yomi = {サカタ, ヨシテル and スギヤマ, ミツヒロ and ヨシオカ, ヨウスケ and オハラ, タカヨシ} }